長沢 節 展 & セツ・モードセミナー★
母校でもあるセツ・モードセミナーが閉校になるというを知ったのは
この春、4月のことでした。
ファッション・イラストレーター、画家、映画評論家でもあった
長沢 節先生が設立した、セツ・モードセミナーは閉校となりました。
4月の閉校に加え、生誕100年を記念して展覧会を開催する事を知り
何が何でも行かなければ、行かなければと思い
やっと先日、弥生美術館までドル友さんを誘って行って来ました。
セツ先生が大好きな細身の美しいモデルのデッサンや
パリの水彩画など300点をじっくり見て回り
独特の美意識とセツ哲学が詰まったエッセイも、隅から隅まで読んで来ました。
後日、閉校になってしまった新宿、舟町にある学校にも
一人足を伸ばして行って来ました。
この階段も昔と変わらず全くそのままで、、
閉校した玄関からは中に入れず、仕方なくこのアルミの灰皿と傘立ての前で撮影することに。
ヤセ派のセツ先生、、、、このドールならきっと許してくれるだろうと
モデルのドールは細身の美しいムッシュZのシズルです。
とにもかくにも、セツ美学は細くなければアウトというわけで、、、汗。
手足も長く細い人間の美しさは、その動きのムーヴマンが大きく崩れたところにあるという
服を着た時シワのダイナミックさが美しいのだと、、。
指先や足首の関節は、皮膚が裂けそうなほどの骨の鋭さが大好きという
先生は、まさにガリガリ痩せっぽちフェチなのです、、。
そして後ろ姿も美しくなければならないと、、、
女性が長い髪を後ろに垂らすのはNGで
細い首と肩の細さは決して隠してはならないというわけで、、
そりゃ、ファッションを身に包むには、細いに越したことはないけどね〜、、
西洋人に比べ、手足も短い日本人の自分はどうすりゃいいの、、、笑
セツ美学には反する自分もいるのです。
当時、出版された今でも大切にしてる著書の数々、、
男だから女だからと性別など関係ナシという独特の哲学や
自由、孤独、友情、、、その生活スタイルなど
辛口エッセーを又ゆっくりと読み返してみたい思います。
2Fのロビーに続くガーデン、、
此処ではセツ先生が自らコーヒー豆を挽き、淹れてくれたコーヒーを飲みながら
休み時間には先生も一緒におしゃべりを。
多肉植物もたくさんありました、、。
ブロックを積んだ上に板を置いただけの簡素なベンチも
先生らしさが伺えます。
うら若きあの頃、2年間通ったセツモードセミナー、色々な思い出が蘇ります。
いえ、ほとんど学校には遊びに行ってたわけで
内無き者の外飾りってやつに精を出し、派手派手に着飾っていい気になっていたわけです。
フランス・パリを愛した先生が自ら設計した、白亜の外観もあの時のまま、、
5Fの屋根裏部屋が先生の住居でした。
ユニークな言い回しやその笑顔、、
先生と一緒に広いアトリエで、先生オキニのヤセたモデルを囲んで
コスチュームデッサンや水彩の授業や講義、合評会
恒例の千葉の大原へ写生旅行、、そしてセツで出会った友人達、全てが宝物です。
セツ回顧展ではポストカードをたくさん購入して来ました。
絵もすっかり描かなくなってしまいましたが、これからは又
美しい静物(人形?)や風景をデッサンから描いて見たいと思うのです。
タミー
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着物地でドール服を★
梅雨入りして辺りはアジサイが真っ盛りですが
こんな、どピンク色、珍しく見かけました。
先月末に届いたロザリンさんのドレスを
ブルネットvinに着せてみました。
薔薇の刺繍入りのクラシックなドレスにはこのヘッドドレスで
ロココ調な雰囲気に♪
ヴィンテージのいづみちゃんにも着せて見ました。
白のトウシューズに合わせて。
美人ないづみちゃんにも似合います。
ドール服の他に不定期ですが、縫製の仕事もしています。
この春、大島紬の着物をジャケットにリメイクして欲しい。という依頼があり
襟はラウンドネック、サイズはMLサイズにということで
型紙から起こし、シンプルなジャケットが仕上がりました。ポケット付。
当然、総裏仕立て、、薄い肩パットも入った本格的なジャケットを
どうにか頑張った訳で、、、汗
着物地を洋装にリメイクというと、どうしても民芸調になりがちなので
ボタンはブロンズ色を選び、シックな感じにしました。
ボタン一つで表情が変わり、ボタン選びはとても大事なのです。
ブルーやワイン色のショールやスカーフを巻いてもGoodです。
製作中の過程は袖の作成や、裏地付けなど難しい箇所もありましたが
上質な大島紬とくれば、張りもあって縫いやすく
出来上がってみれば、久しぶりの人間服の製作も新鮮で楽しかったのです。
着物をリメイク、、うちにも眠っている、もう着ることのない着物もどうしたものか、、。
そんな中、来月7月Spicaさんにて夏のイベント
『 Spice 夏の陣 』7月22日〜8月13日 和モノの展示販売会を
開催するという事でTammymodeも和のテイストで
ご提供させていただくことになりました。
絽の帯揚げや、ちりめんの半襟などで和モードのドレスを作ります。
7月、『 Spice 夏の陣 』 どうぞ遊びに来てくださいね♪
タミー
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新緑の九州に行って来ました★
去りて行く5月末ですが、九州でも初めて訪れた
宮崎〜霧島〜鹿児島〜指宿と行って来ました。
薩摩の小京都、、知覧の庭園
武家屋敷内に咲いていたヤマアジサイ
日本古来の小さく可憐な低木です。
ちなみにアジサイといえば良く見かける、家の前の西洋アジサイ
この時期、品種改良された沢山の紫陽花が見頃ですよね。
宮崎は鵜戸(うど)神宮、、
宮崎神宮
静寂な新緑の中
神々しい場所はやっぱりしゃんと心が正されるような
浄化された気がします。
亜熱帯性植物が生息する中にある青島は
まさにジャングルの中です、、
霧島神宮の入り口付近
何と此処が日本発祥の地なのですって!
霧島神宮の旧参道を降りたそばにある御手洗川(みたらしがわ)
岩穴から湧き出る、透明な澄んだ水がサラサラと流れています。
不思議なパワースポットらしいです。
えびの原高原のミヤマキリシマの花
ツツジの仲間ですがこちらも小さく可憐な花木でした。
浦島太郎と乙姫が出会った長崎鼻、、
日本を旅して思うこと、、
古事記をもっと勉強せなあかん!いえ歴史もですが、、汗。
千葉にも訪れたことのある長崎鼻ですが
パノラマの突端の景観は今回のハイライト!
指宿(いぶすき)は開聞岳
そして何処からでも眺められる桜島、、帰りの日には噴煙を上げていました。
日常を離れ温泉や指宿の海岸で砂風呂も初めて体験し
心身共に日頃の汚れや毒?を出し
生命力が復活したようなそんな中
2月のロザリンペルレさんの6周年の個展で受注したお洋服が届いていました。
イヴォンヌちゃんの抽選は残念ながら外れてしまいましたが
5月の誕生月、春のドレスに新しいHappyな気持ちが宿りました。
タミー
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